写真素材:フリー写真素材ぱくたそ
こんにちは!広告担当の松島です。
最近話題の「サードパーティークッキー問題」ですが、
・そもそもサードパーティークッキーってなに?
・それ以前にクッキーってなに?
という方向けに、今回は「サードパーティークッキー問題」について解説していきます。
#本当は分かりやすい説明画像を付けて今回の解説ブログを書きたかったのですが、ヘンテコな画像しかつくれなかったので美味しそうなクッキーの画像をつけています…。
#近いうちにきちんと画像を作って更新したいなと思っています。
【目次】
- 1.クッキーとは
- 2.サードパーティークッキーとは
- 3.サードパーティークッキー問題
- 4.クッキーは悪?
- 5.まとめ
1.クッキーとは
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クッキーとは、ウェブサイトからあなたのスマホやPCのブラウザに保存される情報のことです。
情報には、何かにログインした際のIDやパスワード、日時、回数などが含まれます。
クッキーは、ログイン状態の維持や、サイト内でどのような行動をしたのかを分析する際に使用されます。
会員制サイトに毎回ログインしなくても、ログイン状態が維持されるのはクッキーのおかげです。
どうやらクッキーは、悪いものではなさそうです。
2.サードパーティークッキーとは
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それではサードパーティークッキーとはなんでしょう。
サードパーティークッキーとは、1サイト内だけでなくサイトを横断して行動を計測するものになります。
こちらは広告でよく使用されます。
例えば、「Macbook」がほしいな、と「Macbook」のサイトを見た後、全く関係のないサイトを開いたときに「Macbook」の広告が表示された、なんて経験はないでしょうか。
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これは、サイトを横断して行動を記録する「サードパーティークッキー」によるものです。
先述の「クッキー」は1つのサイトのログイン機能や、1サイト内行動の計測を記録する「一つのサイト内で完結する」ものでした。
対してサードパーティークッキーは「様々なサイトで共有される情報」になります。
1つのサイト以外の第三者が使用するクッキー、つまり、サードパーティークッキーです。
なんだか勝手に個人情報を取られている気分になりますね。
少し、問題がありそうです。
3.サードパーティークッキー問題
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実際にサードパーティークッキーは問題視され、「サードパーティークッキー問題」という言葉ができるまでになりました。
「様々なサイトを横断して個人を特定する」という特性から、「サードパーティークッキーは個人情報にあたる」として、アメリカ・ヨーロッパではサードパーティークッキーを規制する動きが強くなっています。
その一環として、ウェブブラウザのトップシェアを誇るChromeでは、2023年までにサードパーティークッキーを規制するとして発表しています。
また、Appleでは対応がはやく、すでに「サイトを横断してのトラッキングを許可する/しない」の選択を各アプリでユーザーが設定できるように、今年(2021)6月ごろにアップデートされています。
(こんな画面、最近良く見ませんか?)
これらの動きを総称して「サードパーティークッキー問題」と呼ばれています。
4.クッキーは悪者?
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「問題」と呼ばれ「規制」が行われているサードパーティークッキーは悪なのでしょうか。
必ずしもそうとは言い切れません。
①興味のある広告に出会える
サードパーティークッキーを使用し、広告サービスはあなたが閲覧してきたサイトに基づいて趣味・趣向を分析します。
そうすることで、例えばあなたが「オレンジジュース」が大好きだった場合に、「オレンジジュース」の広告を表示させます。
それがまだ知らない新商品のオレンジジュースだった場合に、新しいオレンジジュースに出会うことができます。
「知りえなかった情報」を知ることができるのです。
②同一企業が運営する、複数のサイトで利便性が高まる
例えば楽天を例にあげると、「楽天市場」「楽天銀行」「楽天カード」「楽天ポイント」など、複数のサービスを提供しています。
これらはすべてドメイン(サイトのURL)が違うので、横断した場合にサードパーティークッキー扱いになります。
同じ楽天サービス内で情報を連携すると、「楽天ポイント」サービス内で「あなたの保有ポイントに応じた、楽天市場で最近みていたおススメ商品」を提示することができるようになります。
他にも、あなたが「楽天カード」を持っているなら、「楽天市場」で自動的に楽天カードの情報が最初から入力されていたりなども可能です。
(※あくまで可能性の話であり、楽天が実際にサードパーティークッキーを使用してこれらのサービスを展開しているというわけではありません。※)
このように、同一企業内の複数のサービスを横断したサードパーティークッキーの使用はそれぞれのサイトの利便性を高めます。
こういったことから、必ずしも悪者とは言い切れないのがサードパーティークッキーです。
しかしながら、近年の技術の発展により、単なる利便性向上にとどまらず
「プライバシー的に行き過ぎじゃない?」と疑問がでるほど情報が取得できるようになってしまったために、これにセーブをかけようとしている、というのが今の世の中の動きです。
5.まとめ
これまでの解説をまとめます。
- クッキー:ウェブサイトからあなたのスマホやPCのブラウザに保存される情報のこと(例:ログイン情報など)
- サードパーティークッキー:1サイト内だけでなくサイトを横断して行動を計測するクッキー
- サードパーティークッキー問題:サードパーティークッキーが個人情報であるとして、規制する動き
- サードパーティークッキーは問題とされているが、インターネット上でのユーザー体験を高める情報として優れている。ただし行き過ぎている現状がある。
いかがでしたでしょうか。
正しくサードパーティークッキー問題を理解して、楽しいインターネットライフを過ごしましょう!